こびない味わいを。 あたらしい旨さを。
< 変わらない価値観、大事にしているもの >当蔵が大事にしている酒造りは、バランスよくどんな料理にも合う味わい。ほどよい香り、まろやかな旨味、それでいてしっかりとした後ギレのよさ。その味は、食事の主役にも、料理の引き立て役にもなります。いつまでも飲んでいたくなるような、飲み疲れしない日本酒です。
酒の種類や飲み手、嗜好も多様化する昨今。華やかさ、甘酸っぱさ、強烈な旨味などの“わかりやすさ”が求められているかもしれません。しかし、簸上の300年余りの酒造りを支えてくださっている地元のお客様、そして簸上のお酒を美味しいと言ってくださる全国のお客様のために、私たちはこれからもこの味を守っていきます。皆様の食事をより楽しいものにするために。よりよいお酒をお届けするために。これまで当蔵が大切してきた酒造り、価値観を愚直に継続していきます。
< あたらしいものへの挑戦 >しかし、変化の激しい時代の中で同じ酒だけを造り続けていては、いつか取り残されてしまいます。酒質を守ることにこだわりすぎて、蔵がなくなってしまっては意味がない。一番大切なのは、奥出雲で酒を造り続けること。そのために、最新技術の習得や味わいの開発にも絶えず挑戦する。ブレない味という「幹」をしっかりと持ちつつ、あたらしい可能性に向けてつねに「枝葉」を広げていく。これが当蔵の酒造りです。